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ヘルペス

ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症で、主に単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因です。
HSVには、口唇や顔面に症状を起こすHSV-1と、主に性器に感染するHSV-2の2種類があります。

名古屋市南区・瑞穂区でヘルペスでお悩みの方は新瑞橋駅徒歩5分の皮膚科・美容皮膚科クリニックのあらたまばし皮フ科ビューティークリニックまでお気軽にご相談ください。

原因

単純ヘルペスウイルス(HSV-1、HSV-2)の感染によって引き起こされます。

1.HSV-1(口唇ヘルペス)

  • 原因:HSV-1は主に口周りや顔面に感染しますが、性器にも感染することがあります。HSV-1は、唾液や皮膚の接触によって感染し、子供の頃に初感染を起こすこと最も多いです。
  • 感染経路: キスやコップの共有などを通じて、人から人へ伝染します。初感染後、ウイルスは三叉神経節に潜伏し、免疫力の低下やストレスなどで再活性化して再発を引き起こします。

2.HSV-2(性器ヘルペス)

  • 原因: HSV-2は主に性器周辺に感染します。性行為によって感染し、初感染後は仙骨神経節に潜伏して再発を繰り返します。
  • 感染経路: 性行為による接触が主な感染経路ですが、HSV-1による口腔からの感染が性器ヘルペスの原因となることもあります。

ヘルペスは一度感染すると、ウイルスが神経節に潜伏し、免疫力の低下、ストレス、疲労、風邪、紫外線などが誘因となり再発を引き起こします。再発は一般的に初感染よりも軽度ですが、繰り返すことがあります。

症状

1.水疱

初感染、再発ともに、口唇や性器の周辺に小さな水疱が現れます。水疱は破れて潰瘍を形成し、痛みを伴います。

2.痛みとかゆみ

発疹部位には強い痛みやかゆみが現れます。特に再発時には発疹が出る前に違和感(チクチクした感覚)が感じられることがあります。

3.発熱や倦怠感

初感染では、発熱や全身倦怠感を伴うことがあります。(再発時には見られないことが多いです)

治療

抗ウイルス薬が主な治療法です。

1.アシクロビル(Acyclovir)

代表的な抗ウイルス薬で、内服薬や外用薬で使用されます。水疱ができる前の違和感がある段階で使用すると、発疹の発生を抑える効果が期待できます。初感染、再発ともに使用されます。

2.バラシクロビル(Valacyclovir)

体内でアシクロビルに変換され効果を発揮します。より吸収が良いため、服用回数が少なくて済む点が特徴です。

3.ファムシクロビル(Famciclovir)

他の抗ウイルス薬に比べ、再発防止効果が強いとされています。内服薬として使用されます。

治療のタイミング

1.初感染時

初感染は重症化することが多いため、早期に抗ウイルス薬を服用することが重要です。症状が出始めたらすぐに治療を開始します。

2.再発時

再発時にも早めの抗ウイルス薬の使用が推奨されます。特に再発を繰り返す場合、症状が出る前に使用する予防的治療(抑制療法)が効果的です。

3.抑制療法(再発防止)

再発を繰り返す場合、抑制療法として抗ウイルス薬を長期にわたって服用する方法があります。特に性器ヘルペスでは、再発の頻度を大幅に減少させ、他者への感染リスクも減少させる効果があります。

4.痛みの緩和

痛みが強い場合、アセトアミノフェンやNSAIDsなどの鎮痛薬を処方します。局所的に痛みを和らげるために外用薬や冷湿布も有効です。

感染予防と日常生活での注意

ヘルペスウイルスは再発する可能性があるため、注意が重要です。

1.接触感染予防

ヘルペスは接触感染するため、発疹がある場合は他者との接触を避けることが重要です。特に性器ヘルペスの場合、コンドームを使用することで感染リスクを軽減できますが、完全には防げません。

2.生活習慣の改善

ストレスや疲労、睡眠不足が再発を引き起こすことがあるため、十分な休養とストレス管理が必要です

3.紫外線対策

口唇ヘルペスでは、紫外線が再発のトリガーとなることが多いため、日焼け止めを使用するなどの対策が有効です。

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